女子ゴルフのフジサンケイ・レディースは今日25日、静岡・川奈ホテルGC富士Cで開幕し、横峯さくら(28=エプソン)が新婚パワーで今季初優勝を目指す。横峯はメンタルトレーナーの森川陽太郎氏(33)と22日に結婚、24日のプロアマ戦が「ミセス初ラウンド」となった。本大会は昨年2位など好成績を重ねており、祝福ムードの中、ウエディング・ビクトリーが期待される。

 快晴で風もなく、光り輝く相模湾を背景にした名門・川奈に「相変わらず景色がきれいですね」と、横峯の声が弾んだ。プロアマ戦の合間に、関係者にあいさつしたり、森川氏との仲むつまじいツーショットを披露。左手薬指に結婚指輪をしたままのプレーにも「大丈夫です」と笑い、違和感はなかったという。

 ショットについては「フェードを打ちたいのに、ドローが出てしまう」と、スイングに少し不安を抱えている。それでも「その中でしっかりスコアをまとめていければ」と前向きだ。本コースは「得意じゃない」と言いつつも、過去2位2回、3位1回、4位2回の実績がある。「上がってみると、成績がよかったなと」。しかも12年3位、13年2位となれば、今回には優勝の期待がかかる。「相性は悪くないと思いますけど…」と照れ笑いした。

 プロ仲間や関係者から祝福の言葉も「それをパワーに変えられれば」と励みになっている。本大会は昨年、プロとメンタルトレーナーとして、森川氏と初コンビを組んだ思い出の大会。注目の中、主催者側も「視聴率も上がると思うので」と、横峯のウエディング・ビクトリーを願っていた。【岡田美奈】