<ゴルフ:世界女子アマチュアチーム選手権>◇最終日◇6日◇長野・軽井沢72(押立C=6309ヤード、パー72、入山C=6311ヤード、パー72)

 勝みなみ(16=鹿児島高1年)は2バーディー、5ボギーの75と崩れ、日本は8位に終わった。3位から出たが、緊張から1メートル以内のパットを4回外すなど、精彩を欠いた。敗因にメンタル面を挙げ、同じチームで臨む仁川アジア大会(25日から)での雪辱を誓った。岡山絵里(18=大阪商大高3年)は72、松原由美(15=大阪学院大高1年)は75で、日本は通算14アンダー。前日4位だったオーストラリアが通算29アンダーで逆転勝ちした。

 ホールアウトすると勝はたまらず悔し泣きし、左頬に書いた「TEAM

 JAPAN」の文字がにじんだ。気持ちを落ち着かせ、ロッカー室を出たのは30分後。それでも記念撮影で笑顔はなかった。

 「朝から体が固まっていて、ボギー、ボギーで気持ちが落ち込んでしまった」と振り返る。1番パー5で1メートル、2番では80センチのパーパットを外した。1番の第3打は距離測定器で123ヤードと出たが、実際には99ヤードだった。測定器への不信感も動揺を広げた。

 個人戦なら自業自得と割り切れる。「自分の1打でみんなに迷惑を掛けてしまう。個人戦と団体戦でこんなに気持ちが違う」。悪循環に陥った。

 3週間後にはアジア大会が控える。「自分のゴルフができるように」。最大のライバルは今大会3位の韓国だ。今度はアウェーで日本女子初の金メダルを目指していく。