日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

 秋場所で千代の富士に並ぶ歴代2位タイの31度目優勝を決めた白鵬(29=宮城野)が、5場所連続で東の横綱となった。今場所は歴代最多となる大鵬の32回に挑む。

 新入幕ながら13勝2敗の好成績で、千秋楽まで白鵬と優勝争いをした逸ノ城(21=湊)は西関脇となり、新三役に昇進。幕下付け出しデビューから所要5場所での新関脇、新三役は、いずれも昭和以降1位のスピード出世となった。新入幕翌場所の関脇昇進も昭和以降初だ。

 ブルガリア出身の碧山(28=春日野)も新関脇に昇進。先場所に快進撃を続けていた逸ノ城に勝った勢(28=伊勢ノ海)は新小結となった。

 新入幕はロシア出身の阿夢露(31=阿武松)ただ1人。31歳4カ月での新入幕は戦後10位の高齢で、初土俵から所要74場所は、外国出身力士では史上1位のスロー記録となった。栃ノ心(27=春日野)は8場所ぶり、徳勝龍(28=木瀬)は2場所ぶり、誉富士(29=伊勢ケ浜)は9場所ぶり、琴勇輝(23=佐渡ケ嶽)は5場所ぶりの幕内復帰を決めた。

 来月7日の取組編成会議で、幕内の初日、2日目の対戦相手が決定する。