【阪神伏見寅威】意外にも「ベンチでは口数少ない」投手とのコミュニケーションの神髄

日刊スポーツの阪神担当が、チームや選手に独自の目線で迫る「猛虎リポート」。今回は、今年加入ながら欠かせない存在となっている伏見寅威捕手(36)のベンチでのコミュニケーションの神髄です。1日のヤクルト戦(神宮)は高橋遥人投手(30)と先発バッテリー。試合中は投手とどんな会話をしているのか。また、ベンチスタートの時はどんなことを考えているのか。バックネット裏のグラウンドレベルに記者席がある神宮球場。ベンチの様子がより見やすい球場で、伏見の動きを追いました。そこには捕手としての経験値と、人としての気遣いがありました。

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★伏見寅威が語った主な内容

  • ベンチで口数が少ない理由 投手への伝え方の哲学
  • ベンチスタートの日に考えていること
  • 捕手3人体制の異例の共存 梅野・坂本との関係

◆伏見寅威(ふしみ・とらい)1990年(平2)5月12日、北海道千歳市生まれ。江別小3年から投手、遊撃手で野球を始め、江別一中時代に所属した札幌白石シニアで捕手転向。東海大四(現東海大札幌)、東海大を経て、12年ドラフト3位でオリックス入団。19年には左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負ったが、翌20年に復帰。22年はオリックスの26年ぶり日本一に貢献した。同年11月に日本ハムにFA移籍。25年オフに日本ハム伊藤大海と最優秀バッテリー賞を受賞。同年11月に島本との交換で阪神へ移籍。182センチ、89キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億円。

9月1日、ヤクルト対阪神 2回裏の守備を終えベンチに戻る阪神先発高橋(左)と伏見(中央)

9月1日、ヤクルト対阪神 2回裏の守備を終えベンチに戻る阪神先発高橋(左)と伏見(中央)

「良くなるんだったら伝えますけど、どうにもならない日もある」

9月1日のヤクルト戦。この日も伏見は、高橋との「はるとら」バッテリーでスタメンマスクをかぶった。攻撃中はベンチで高橋とどんなやりとりをしているのか、記者席から観察。後方の席で二つ空けて隣に座り、一言二言、交わす。意外にも、口数は少ないように見えた。

「めっちゃしゃべるキャッチャーもいれば、あんまりしゃべらないキャッチャーもいる。僕はベンチでは口数少ないかもしれないですね。横に座ってすぐ話せるようにはしていますけど」

そこには捕手としての経験値があった。

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2000年(平12)福岡・中間市生まれ。九州国際大付(福岡)では放送部に所属し、高校野球福岡大会の球場アナウンスを担当。神戸女学院大から23年に入社。
アマチュア野球取材を経て、24年から阪神担当。学生時代は第53期サンテレビガールズや豊中えびす福娘代表を務める。趣味は動物園巡りと、ご当地ちいかわ集め。