第76回関東大学サッカーリーグ戦日程表
 順位表
 第1節〜第3節  第4節〜第6節  第7節・選手権  2001年シーズン  2000年シーズン
last updated 9月2日

【選手権準々決勝・順位決定戦詳報】

1部昇格を目指し9・16リーグ戦再開

JR東日本カップ2002 関東大学サッカー2部リーグ戦日程


9月16日(祝)vs 流通経済大12:30多摩市立陸上競技場
23日(祝)vs 明   大12:30平塚競技場
28日(土)vs 日   大12:30多摩市立陸上競技場
10月 6日(日)vs 中   大12:30茨城県ひたちなか市陸上競技場
14日(祝)vs 東 海 大14:30平塚競技場
20日(日)vs 東京農業大12:30八王子市上柚木公園競技場
26日(土)vs 早   大14:30茨城県古河サッカー場

2試合連続PK戦の悪夢、選手権無念の敗退
 悲願の1部昇格目指して立ち上がれ法大イレブン

第16回関東大学サッカー選手権大会 第5代表決定戦1回戦
法政大学 VS 城西大学

  2002.7/13 13:00 法政大学グラウンド 晴一時雨 (観衆)150人


1
法政大学
1 前半 1 1
城西大学
0 後半 0
0 延長前半 0
0 延長後半 0
3 PK 5

【得点者】
23分【法 大】野木健司 (アシスト・谷田悠介)
26分【城西大】長谷川健二(直接FK)
 
【PK戦】
城西大学 法政大学
10  大坪洋介 10  中村 元
3  萩原基文 9  左近次朗
6  長谷川健ニ × 23  姜 成浜
7  桑原大輔 21  流田雄一郎
19  矢内 徹  −

         
法政大学 城西大学
35 GK  為田聡史 1 GK  大竹 淳→菅井(109分)
4 DF  山本新太郎 3 DF  萩原基文
23 DF  姜 成浜 4 DF  黒永恵志
3 DF  板橋太一 12 DF  清水 晃
21 DF  流田雄一郎 18 DF  大川昌人
34 MF  田森大己→林(94分) 6 MF  長谷川健二
25 MF  野木健司→左近(71分) 7 MF  桑原大輔
33 MF  谷田悠介 8 MF  島野光司
10 MF  中村 元 14 MF  嶋崎央喜→辻(78分)
32 FW  今道秀次→蔭地(59分) 15 MF  渡辺恭成→矢内(55分)
16 FW  長沼彰太 10 FW  大坪洋介
サブ
45 GK  清野智孝 22 GK  菅井英司
2 DF  杉本純一 17 DF  金子昌宏
5 DF  加藤雅裕 13 MF  辻 貴之
26 MF  津島公人 19 MF  矢内 徹
9 FW  左近次朗 9 FW  本間圭樹
14 FW  林 聖之 20 MF  小林和明
30 FW  蔭地弘貴  −
監督
横谷政樹 大島範久


<降り出した雨> 初めから雲行きは妖しかった。ファーストシュートこそ法大が放つものの前半20分過ぎまでは城西大のペースで時間が過ぎる。GK為田のファインセーブとポストに助けられる場面もあった。法大は左サイドから谷田と長沼が立て続けにチャンスを作り試合の主導権を握り始める。
 そして雨が降り始めた。試合が動き始める前兆だったのかもしれない。左サイドからの攻撃で崩され始めたことによって城西大は法大の右サイドへの意識が一瞬だけ希薄になったのかもしれない。前半23分、中途半端にクリアされたボールが地面に落ちるかと思われた瞬間、そこにはフリーのMF野木がいた。彼の右足は振り抜かれ、きれいな放物線を描いたボールは城西大ゴールに突き刺さった。美しいゴールに歓喜する選手たち、しかし3分後に2チームの明暗は逆転することになる。相手にペナルティエリア手前での直接FKを与えてしまい、それを見事に決められてしまう。残りの前半は両チームともチャンスを作るもののキーパーに阻まれるという、似たようなシーンが続いた。そしてハーフタイムに入り雨足はさらに強まる。この雨は法大にとっては厳しいものとなってしまう。

<逃げ出した運> 後半開始早々に野木のドリブルが引っかけられ絶好の位置でFKを得る。法大にチャンスを与えるはずのFKは逆に法大を窮地に追い込んでしまう。蹴る際の小競り合いでFW長沼が一発退場させられてしまう。その後、10人ということを感じさせない各選手の運動量によりチャンスも作り出すが延長戦にもつれ込んでも得点は生まれない。
 PK戦に突入する。そして法大にはミスが一つ起きてしまい、城西大には一つも起きなかった。試合は終わった。雨は、いつの間にか止んでいた。監督のコメントに「運」という言葉が出てきたようにPK戦は運に左右されるところが大きい。ただ勝利の女神が法大には微笑まなかったのだろう。そう思いたい。でなければ2戦連続で110分間死力を振り絞って闘った選手が、サッカーにおけるロシアンルーレットによって負けなければいけない理由なぞどこにも見つからないからである。たとえそれがサッカーという競技だとしても・・・

◆横谷監督コメント「2戦連続のPK戦、運が悪かったね。途中で1人退場した割にはチャンスもあったし選手はよくやっていたと思う。今回の負けをいつまでも引きずっていても仕方ない。頭を切り換えていくしかない。これからの修正点としては守備を安定させて攻撃のバリエーションを増やすこと。守備から攻撃に移るときのビルドアップのミスを減らし正確にやっていくようにしたい。」


猛暑、PK、死闘の末に敗戦 法大5位決定戦へ

第16回関東大学サッカー選手権大会 準々決勝
法政大学 VS 流通経済大学

  2002.7/7 13:00 古河市立古河サッカー場 晴


0
法政大学
0 前半 0 0
流通経済大学
0 後半 0
0 延長前半 0
0 延長後半 0
6 PK 7

 
【PK戦】
法政大学 流通経済大学
10  中村 元 7  吹原健太
33  谷田悠介 10  阿部吉朗
26  津島公人 6  久保唯史
34  田森大己 × 12  中島俊一
× 4  山本新太郎 14  栗沢僚一
× 22  秋本倫孝 × 3  冨山達行
3  板橋太一 20  河行 稔
25  野木健司 32  市村 淳
× 16  長沼彰太 1  塩田仁史

         
法政大学 流通経済大学
35 GK  為田聡史 1 GK  塩田仁史
4 DF  山本新太郎 32 DF  市村 淳
23 DF  姜 成浜→22 秋本 20 DF  河行 稔
3 DF  板橋太一 3 DF  冨山達行
33 DF  谷田悠介 6 MF  久保唯史
34 MF  田森大己 5 MF  中村裕幸→12 中島
9 MF  左近次朗→25 野木 7 MF  吹原健太
10 MF  中村 元 14 MF  栗沢僚一
26 MF  津島公人 8 MF  池田昌広→17 大高
32 FW  今道秀次→30 蔭地 10 FW  阿部吉朗
16 FW  長沼彰太 9 FW  箕輪圭介→15 杉本
サブ
45 GK  清野智孝 22 GK  笹原幸広
2 DF  杉本純一 2 DF  高木建太
22 DF  秋本倫孝 19 DF  小島敏之
25 MF  野木健司 12 MF  中島俊一
8 MF  長山一也 13 MF  小園直貴
14 FW  林 聖之 15 FW  杉本恵太
30 FW  蔭地弘貴 17 FW  大高幹久
監督
横谷政樹 中野雄二


<猛暑が生んだ死闘> 気温30度を超えた茨城県古河市立古河サッカー場。猛暑が選手たちのスタミナを容赦なく奪っていく。体力を超えた限界での戦いは壮絶なものとなった。
 法大はこの試合、左サイドのMFにもともとはFWの左近を起用。持ち味の突破力に期待しピッチに送り出した。前半から法大はロングボールを前線の長身FW長沼、今道らに合わせて何とか攻撃を打開しようとするも決定機まで至らない。唯一の決定的チャンスは前半40分過ぎの左近のシュート。キーパーの手をかすめボールはポスト直撃。守備陣は流経大のエース阿部を中心とした攻めを守護神・為田らが必死の守り。勝負は後半へ。
 後半、流れをつかんだ流経大の攻撃をことごとく跳ね返す。暑さのため選手のスタミナは落ち、何度も給水に向かう選手たちが続出した。それでも法大は、途中交代の野木、陰地らの突破を軸に攻めの意識を忘れない。両者の気力がぶつかる中、試合は0−0のまま10分ハーフの延長戦に突入。両チーム交代枠も使い切った総力戦は合計110分経っても決着はつかず勝負はPK戦へともつれこんだ。

<勝利が見えた瞬間> PK戦。先攻は法大。まずは10番・副将の中村が思い切りよく決める。法大は谷田、津島と決め、両チーム3人目までは全員成功。動きがあったのは4人目。法大は田森が落ち着いて決めたのに対し、流経大・中島のシュートはゴールポストに跳ね返され失敗。法大、5人目が決めれば勝利、その瞬間は近づいていた。蹴るのは主将の山本。しかしこの場面、力が入った。放たれたボールは左にそれた。勝利を意識したプレッシャーは重くのしかかってしまった。流経大は5人目が確実に決め4−4の同点。6人目はDF秋本。しかし秋本はキーパーに止められ、逆に窮地に追い込まれた法大。しかしGK為田はそれを許さなかった。相手のシュートをがっちりキャッチする気合いの入ったセーブ。7、8人目は両者成功。迎えた9人目、前線で激しい運動量を見せていたFW長沼がキーパーに止められる。最後は相手GKのシュートが決まり、息を呑むPK戦、そして長い死闘は終わった。

<あと2勝…全国へ> ベスト8で敗退した法大は第5代表決定戦へ臨むこととなった。まず初戦は埼玉県リーグに所属する城西大。今大会、青学大、明大といった関東リーグのチームを撃破し台風の目となったチームだけに格下とはいえ油断はできない。この試合に勝利すれば駒大対亜大の勝者と対戦する。この2試合、第5代表決定戦は法大グラウンドで行われる。ホームの利をを生かし全国大会への最後のイスを勝ち取ってもらいたい。

◆横谷監督コメント「両方ともこの暑さでバテバテだったけど、選手たちはよくやった。PK戦は運だから仕方ないが、全体的にはパワー不足の印象。まだ試合ができるということは良いことなのであと二つ勝ちにいきたい。」

<第16回関東大学サッカー選手権大会 第5代表決定戦組み合わせ>

7月13日(土) 法政大学グラウンド
13:00〜 法政大−城西大  15:00〜 亜細亜大−駒沢大

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 法政大学サッカー部・山本新太郎主将を1面で特集しましたスポーツ法政新聞(2002年6月25日発行)を2回戦より会場で無料配布しています。手にとりお読みいただければ幸いです。


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