今春センバツ優勝の東海大相模は、遠藤愛義コーチが監督代行を務めた。門馬敬治監督が前日の練習中、送球を首に受け、大事を取って入院したため。初めての監督代行で、14安打14得点で勝利し、決勝進出で関東大会出場を決めた。「僕自身は緊張しましたが、選手はいつも通りの雰囲気でした。選手を信じてやりました。いつも通りの野球を進めていった結果です」と笑みをみせた。

門馬監督から「自分を信じろ。相模の野球とか、そういうことではなくて」とアドバイスをもらい、臨んだ。一時は2点差まで追い上げられたが、7回以降に8得点。最後まで集中力を切らさず、終わってみれば圧倒した勝ち方だった。

3回にソロを放った小島大河捕手(3年)は「どんな状況でも、やるのは選手たち。うまくできたと思います」と、監督不在でも強さを発揮できたことに誇らしげだった。