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東邦Ｖへの足跡
２回戦	8－1	名古屋
３回戦	9－5	天白
４回戦	10－0	小牧工
準々決勝	8－1	愛工大 名電
準決勝	10－2	愛知
決勝	12－9	愛知啓 成

＜高校野球西愛知大会：東邦１２－９愛知啓成＞◇７月２６日◇決勝

　東邦が愛知啓成を１２－９で下し、６年ぶり１５回目の夏の甲子園出場を決めた。５回で１１－０と一方的な展開にしたが、６回に猛反撃されて１１－８と一気に３点差に。だが最後は２番手和田翔吾投手（３年）が踏ん張り、両軍合わせて３３安打２１得点の乱打戦を制した。

　愛知県では「私学４強」として中京大中京、愛工大名電、享栄と並び称されるが近年は苦戦が続いていた。新チーム結成後の昨秋、今春の県大会ではともに３回戦敗退。それだけに就任４年目で初の夏の甲子園切符を手にした森田泰弘監督（４９）は「ほんとに良くやってくれた」と話した。主将の山田祐輔捕手（３年）は「（甲子園でも）思いっきりやるだけです」と意気込んだ。部員数は愛知県最多。全国でも屈指の１５０人の大所帯が甲子園にやってくる。

　［2008年7月27日　紙面から］

◆東邦　１９２３年（大正１２年）東邦商として創立の私立校。４８年から現校名。生徒数は１６８０人（うち女子８８２人）。普通科、商業科、美術科がある。野球部は３０年創部。春２７度、夏は今回が１５度目の出場。春のセンバツは４度の全国Ｖ。主なＯＢは中日朝倉健太投手など。所在地は名古屋市名東区平和が丘３の１１。高井茂雄校長（５７）。