MLBレギュラーシーズン終了まで約1カ月半あるが、レンジャーズが首脳陣刷新を断行した。監督と編成本部長を次々に解任したのだ。

まず現地15日、クリス・ウッドワード監督が解任されている。この時ジョン・ダニエルス編成本部長は解任について「この数週間、緻密な協議を続けた結果、このような結論に至った。現在のチーム状況を考慮しただけでなく、これから継続的にポストシーズンに進出できる強いチームを作るために、リーダーを変える必要があると考えた」との声明を出していた。

が、その2日後の17日、今度はそのダニエルス編成本部長自身が解任されたのである。解任についてレイ・デービス・オーナーは「肝心なことは我々は2016年以来勝ち越しがなく、その間ずっとア・リーグ西地区で競争力がなかったということだ。我々が正しい方向に向かっていることは確かだが、編成本部のリーダーを交代させることは今後有益だと感じている」としている。

こうした解任劇の原因は、やはり成績の不振にある。レンジャーズはオフシーズンにジョン・グレイ投手を4年5600万ドル、コーリー・シーガー内野手と10年3億2500万ドル、マーカス・セミエン内野手と7年1億7500万ドルという総額5億ドル超をはたいて大型補強を行った。にもかかわらず、16日終了時点でチームは52勝64敗と大きく負け越し、首位アストロズに22ゲーム離され、地区3位という状況なのだ。

ウッドワード監督に関しても67勝95敗だった2018年シーズン後に就任し、19年は78勝84敗と上昇したが、昨シーズンは60勝102敗に沈んでいる。4年間通算で211勝287敗だった。

これでは両者を一挙に解任する決断に至るのも致し方ないかもしれない。後任だが、監督代行をトニー・ビーズリー三塁コーチが務め、編成本部長の任にはクリス・ヤングGMが就いている。ヤング新編成本部長についてデービス・オーナーは「クリス・ヤングは、野球界でトップクラスの若手経営者であり、就任から21カ月の間に、組織に歓迎すべきエネルギーと新しいアイデアをもたらしてくれた。私は、クリスがフィールド上で一貫した勝者を生み出すという目標のもと、野球運営をリードする能力を有していると確信している」とコメントしている。

この首脳陣刷新がレンジャーズにとってカンフル剤になるか、さらには長期展望はどうなるのか注目していきたい。