米NFLブロンコスなどでQBとしてプレーし、昨年9月にメッツとマイナー契約を結んだティム・ティーボー外野手(29)が、メ軍傘下1Aコロンビアから、同1Aアドバンスド(上級1A)のセントルーシーに昇格した。

 米国では注目度の高い存在なだけに、好意的な報道もあれば「実力での昇格ではない」といった否定的な意見もある。

 ヤフー電子版は打率2割2分、3本塁打、23打点という1Aでの成績について「10年以上も本格的に野球をやってこなかった選手にとって、この数字が印象的なものかどうかは議論の余地がある」とした上で「これが十分に昇格に値する成績とは言い難い。球団はティーボーを客寄せパンダとして利用している。新しいチームに行けば、そこでまたグッズが売れるから」と記している。

 ヤフーは記事の最後で「ティーボーが大リーグでのプレータイムを確保するのは難しいかもしれない。だがメッツにとって、それは関係ない。(マイナーで)ティーボーのユニホームが売れ、客を呼べるのであれば、球団はお金がもうかり、ハッピーだ。ティーボーの昇格は、メッツがそこに価値を見いだしていることを明らかにした」と締めくくっている。