ダラス・モーニングニューズ電子版は14日(日本時間15日)、今季で契約の切れるダルビッシュ有投手(30)のシーズン中トレードの可能性を否定した。

 ダニエルズGMが地元ラジオの番組で「彼は今季以降もいてほしい投手」と発言したという。

 一方で同GMは「(契約延長は)最終的にはお金の問題になる。(代理人との間に)着地点を見つけられればいいが」とも話している。

 現状は、オフに両者が会った時のままの状態で、すぐに新たな契約を結ぶ可能性は低い。今季終了後にダルビッシュがそのままフリーエージェントになるケースも考えられる。

 また同サイトはダルビッシュがトレードに出されないその他の理由として、今後10日間でチームがプレーオフ争いから脱落するかどうか見極めるのは難しいと指摘。プレーオフ戦線にまだ絡んでいる場合にはエースを放出することは得策ではないとした。

 さらに、ダルビッシュはトレードの可能性のある投手の中では最も才能はあるが、最も欲しがられる投手ではないとし、使い勝手の良い欲しがられる投手としてグレイ(アスレチックス)、コール(パイレーツ)、バーランダー(タイガース)らの名前を挙げた。