米大リーグのジャイアンツが17日(日本時間18日)、かつて阪神やオリックスなどでプレーし、11日に現役引退を決めたライアン・ボーグルソン投手(40)の引退セレモニーを本拠地AT&Tパークでダイヤモンドバックス戦前に行った。

 ボーグルソンはジ軍で通算7年間プレー。12、14年のワールドシリーズ制覇に貢献した。ジ軍のユニホームに身を包み、マウンドで数球投げた後、ボウチー監督から“投手交代”を告げられた。

 球団公式サイトによると、ボーグルソンは同球団の教育リーグのチームで23日から5日間コーチを務めるという。フルタイムでのコーチについては「まだ準備ができていない。いつかこのチームでフルタイムのコーチをやりたいけど、まずは父親としての時間が優先だね」と、家族との時間を大切にすると話した。

 ボーグルソンは07~08年に阪神、09年にオリックスでプレー。日本時代は通算62試合で11勝14敗、防御率4・17。メジャーでは12年間で通算289試合に登板し、61勝75敗、防御率4・48。メジャー復帰した11年に球宴に選出された。昨季終了後にパイレーツから自由契約になり、ツインズとマイナー契約を結んだが、メジャー契約は受けられず、今季はマイナーとメジャーともに登板がなかった。