マーリンズのイチロー外野手(43)が、メッツ戦に「7番中堅」でフル出場し、第2打席に敬遠四球で出塁。日米通算で24年連続敬遠四球となり、23年連続だったメジャー記録を“更新”した。

 イチローにとっては、この日が初の「0球敬遠」だった。大リーグ機構と大リーグ選手会が今年3月2日にルール変更を発表。敬遠は監督が球審に意思表示するだけでボール球を投げなくても成立することになった。時間短縮策の一環。打席の途中からでも敬遠でき、すでに3ボールだった場合は、残り1球を投げなくてもよい。ただ導入前には反対する声も多く、16年5月にはイチローがマイアミ・ヘラルド紙に「(敬遠球を投手が暴投したり、打者が打つことも)試合の一部だと思う。本塁打でベースを1周しなくてもいいという理屈にもなる。野球を変えてしまうのではないかと心配」と語っていた。