ワールドシリーズ進出ならず、ヤンキース田中将大投手(28)の一問一答は以下の通り。
-ワールドシリーズに駒を進めることができず終わった
田中 もちろん残念です。
-この一年を振り返って
田中 アップダウンもあって、苦しいことがすごく多かったシーズンではありましたけど、今シーズンのこのことは、あとあと、ああいうことがあったから自分が成長できたんだって、広い目でみたときに言えるように。それは今後の自分自身の頑張り次第だと思いますし、決して無駄にしないで、今後につなげていきたいですね。
-苦しい経験もあったが、最後はポストシーズンをここまで戦い、いい経験もできた
田中 何より、このチーム、シーズンに入る前は、到底ここまで進めるチームだとは思われてなかったですけど、シーズン入ってしっかりと自分たちが成長もできていったと思いますし、その中でチームがどんどん良くなっていって、ここまで進むことができたと思うんで。このチームでね、今日でこれは終わってしまいましたけど、非常に、僕自身もいいチームだなと思ってプレーしていましたし。今日負けて、終わってしまったということは、すごく残念ですね。
-若いチームだが、仲間とともに成長できた
田中 いろんな選手が、もちろん、このシーズンの中でずっと順風満帆だったわけではないですし、そういう、苦しみながらも自分自身でそれを打開していって、それは成長につなげていってる選手はやっぱりたくさんいたと思うんで。そういうことがチーム力の向上につながったと思いますね。
-15年はワイルドカードゲームで敗退したが、今季はあと1勝でワールドシリーズ。無念さが余計に大きい
田中 そうですね、リーグチャンピオンまであと1勝というところまできてましたしね、間違いなくワイルドカードゲームで終わってた前に比べればね、近くはなってると思いますけど。ここにくるまで平たんではないし、簡単なことではないですから。まあでもやっぱり、一番高いところは取りにいきたいですね。
-ポストシーズンに進むことによって得たもの
田中 ポストシーズンで投げたことっていうのは、もちろん良い投球ができたゲームもありましたけど、シーズンコンスタントに成績残してなんぼだと思うんで。でも、ここでつかんだもの、今シーズンやりながら、いろんなところ気づけたところもあるので、そういうのを来シーズン以降につなげたいと思います。
-苦しい時期を乗り越えたときを振り返って
田中 結局は今、自分に立ちはだかっているものに対して、向き合わないとそれをクリアすることはできないし、乗り越えることはできないと思うので、その事実と向き合いながら常に前に進んでいくっていう、向上していくっていう気持ちだけは常に持って、今シーズン戦ってましたね。
-大不振に陥った時期に起こっていたことは自分なりに把握し、整理している
田中 もちろんいろんな要素はありますけども、その1つ1つと向き合って、こうしていこう、ああしていこうということがあって、ここまでやってきたんで、ひとつ言えることは、今シーズン始まる前の自分とは明らかに違うというか、いろんなことが、ものの消化の仕方じゃないですけど、うまくコントロールしていく方法は新たに学べたかなと思います。
-それが10月の好投につながった
田中 そうですね、それは間違いないと思います。
-ヤンキースとの契約は残っているが、シーズン終了後にFAになる権利を持っている
田中 契約(FAになる権利が)あることは事実なんで、それはしっかり話して決めたいと思います。
-いつまでに決める
田中 特に何も考えてないです。シーズン終わったら話をするというくらいで。特に考えてないです。
-今季の経験から来季へ向けての手応えも得た
田中 まあもちろん、今シーズンのことは今シーズンのことでありますけど、とりあえずゆっくりします。