昨年10月のワールドシリーズ第3戦でドジャースのダルビッシュ有投手(31)に差別的言動をして処分を受けたアストロズのユリエスキ・グリエル内野手(33=元DeNA)が、MLB機構から命じられた感受性訓練の参加を終え、心境を明かした。ヤフースポーツが17日、伝えた。

 感受性訓練とは、自己改革や人間関係の改善などを目的とした集団精神療法のひとつ。グリエルは「療法は非常にうまくいき、多くのことを学んだ。この国(米国)に来たとき、僕には分からないことが数多くあった。感受性訓練は、多くの面で非常にプラスになったし、米国生活に慣れるための助けになった」と振り返っている。

 記事は、アストロズがダルビッシュ獲得にも興味を示していたことから2人がチームメートになる可能性にも言及。「コール投手をトレードで獲得したためダルビッシュ獲得はなくなったが、騒動時のダルビッシュの対応や、人への共感性や意識の高さをみると、もしチームメートになっていたとしても問題はなかっただろう」と指摘している。