アスレチックスのショーン・マナイア投手(26)が21日、レッドソックス戦でメジャー今季初のノーヒットノーランを達成した。大谷に初黒星を付けるなど、8連勝中でメジャートップの勝率と得点力を誇るレッドソックス相手での快挙。マウンドで仲間に囲まれ祝福された左腕は、完投すら自身初で「正直、まだ現実とは思えない。信じられない」と興奮冷めやらない様子だった。

 メジャー2年目の昨季は12勝と飛躍し、今季もこれで防御率1・23。108球で投げきり、90マイル(約145キロ)の直球に変化球を交えて自身最多タイの10三振を奪った。許した走者は1回先頭と9回の四球、5回の失策による3人のみ。球団では8年ぶり12度目(移転後は7度目)の偉業に「レッドソックスのようなチームにできるとは想像できなかった」と夢見心地だった。なお、レッドソックスがノーヒッターを食らったのは25年ぶりだった。