カブスのダルビッシュがまたしても5回に崩れ、今季2敗目を喫した。敵地でのロッキーズ戦に先発し、4回まで1安打に抑えるも5回に大量5失点。うなだれながらマウンドを降り「走者が二塁に行ってから、ぽんぽん打たれている」と反省を口にした。

 前回登板から中7日の間隔が空き「調整もへったくれもない」という中で立ち上がりから快調に飛ばした。しかし、5回に下位打線に2四球を与えて2死一、二塁とされると、16年の首位打者ラメーヒュー、15、16年に本塁打と打点の2冠のアレナドら強力打線に4連続適時打を浴びた。

 5回にKOされたのは今季早くも3度目。このイニングだけで計12失点しており「いろんなデータがあるので、自分がしてきたことじゃないことを、していかなきゃいけないと思う」と悩ましそう。大型契約で移籍しながら勝ち星はいまだなく、日米通算150勝も再びお預け。防御率は6・86まで悪化した。「人生で一番苦しんでいるときが人生を学んでいるときだと思っている。しっかり向き合いたい」と気丈に語った。