右上腕三頭筋の張りで故障者リスト(DL)入りしているカブス・ダルビッシュ有投手(31)が28日(日本時間29日)、ブルペンで投球練習を行ったが患部に痛みが出たため再検査を受けることになった。

 このブルペンが復帰の最終テストと見なされており、問題がなければ30日(日本時間7月1日)のホームでのツインズ戦で復帰する予定だったが、復帰時期は不透明となった。

 この日、ダルビッシュはTシャツに短パンという軽装でフィールドに現れ、まずキャッチボールを行った。前日に腕の状態が思わしくないことを明かしていたため、ブルペンでの投球練習は回避する可能性もあった。しかしキャッチボール後にいったんクラブハウスに戻り、投球練習用のユニホームに着替えて再び現れ、ブルペンに入った。捕手を座らせ15球を投げたが、投球後に球団首脳陣と話し合い、30日の復帰は取りやめとなった。

 投球練習後にダルビッシュと話し合ったマドン監督は「腕を伸ばしたときに痛みを感じるようだ。今日シカゴに戻り、数日中に再検査をする」と明かし「サウスベンド(球団傘下1Aのマイナー)でのリハビリ登板も、その前の試合形式の登板も非常に良かったからね。今週末に復帰できるかもしれないと踏んでいたのだが」と話した。