両太もも裏の張りのため故障者リスト(DL)入りしている米大リーグ、ヤンキース田中将大投手が4日(日本時間5日)に傘下のマイナー3Aスクラントンでリハビリ登板する。2日はヤンキースタジアムで31球の投球練習を行い「感触はとてもいい。投げる準備はできている」と話した。

 チームを離れて球団施設のあるフロリダ州タンパで調整してきた。患部の回復具合、投手としての状態も上向きで、実戦登板へ準備は整った。キャッシュマン・ゼネラルマネジャーは順調なら9日からボルティモアで行われるオリオールズ4連戦で復帰する見通しを示している。

 ブーン監督はリハビリ登板を経ない復帰も考慮したそうだが、田中は「シーズンの後半、プレーオフと最後まで走り続けたときを考えてのことだというふうに理解している」と先を見据える。

 この日は自らの練習とサッカー日本代表の試合の時間が重なった。記者に囲まれている最中に日本が勝ち越されると、頭にタオルをかぶって残念がった。サムライブルーのユニホームをロッカーに掲げてエールを送っていただけに「悔しいですね。2-0からですから」とぽつりと言った。