オールスター戦前日の16日、恒例の本塁打競争がワシントンのナショナルズパークで行われ、地元ナショナルズのブライス・ハーパー外野手(25)が4万3698人のファンを前に優勝を果たした。

 決勝で19本を放ち、カブスのカイル・シュワバー外野手に勝利したハーパーは、「我々には球界でも最高のファンがついている。家族が見ている中でこれを達成するというのは、自分にとってだけでなく、球団やナショナルズのファンにとっても格別の瞬間だ」と喜びを表現した。

 同じナショナルズのマックス・シャーザー投手は、ホームタウンの観衆は素晴らしいとし、「彼らがハーパーを支えてくれたね。彼はリズムをつかみ、シンプルに次から次へとホームランを放ってみせた」と称えた。

 投手を務めた父親のロン・ハーパー氏は「素晴らしかった。心から誇りに思う。最高の息子だ。これ以上何も望むことはない」と語っている。