エンゼルスのスカウト、ネート・ホロウィッツ氏が、大谷翔平投手(24)獲得から1年目を終えたこれまでを振り返り、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のウェブ放送で語り尽くした。同誌の今季新人王に大谷が選出されたのを機に行われたインタビューで、同誌が公式ツイッターで14日、公開した。

ホロウィッツ氏は、球団が投手としての大谷を13年から、打者としての大谷を16年から見てきたことを明かし「球団フロントの多くのスタッフがスカウティングから獲得までかかわった。我々の球団を選んでくれたと知ったときの瞬間は、一生忘れない」と話した。

肘を故障するまでの投手大谷については「メジャーのボールに慣れるに従って、スライダーが非常に良くなっていった。これほど短期間でアジャストしていく選手はめったにいない。日々向上していくことを目指し、それを成し遂げている」と話した。

肘手術からの復帰後については、エプラーGMがすでに話している通り、先発投手とDHの二刀流というスタイルを変えさせないことを強調。「投手としては、リリーフで投げるより先発でシーズン150イニングを投げた方がはるかに価値が高い。彼には、それが適切だと思う」とし「肘が完治し体調万全となれば、メジャーでも先発エースになる能力がある」と話した。