エンゼルス大谷翔平投手(24)が13日(日本時間14日)、リハビリ選手としてアリゾナ州テンピで調整を行った。メジャー2年目のキャンプが始まったこの日は、グラウンドには出ず、特設のトレーニングルームで約30分、汗を流した。

練習後、ルーキーシーズンだった去年との違いについて「すごくワクワクもしてますし、メンバーが変わっているなというのが第一印象です。まずはもう1回、あいさつ回りからかなと。去年と全く違うような感じです」とすがすがしい表情で話した。

ア・リーグ西地区でライバル球団のアスレチックスからは、ジョナサン・ルクロイ捕手(32)らが加入。16~17年のレンジャーズ時代にダルビッシュ有投手(32)とバッテリーを組んだこともあり、経験豊富な捕手だ。

大谷は昨年10月1日に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、リハビリを継続中。5日前から再開した素振りについては「普通に出来ています。(力の程度は)7、8割」と淡々と話した。

投手復帰は20年以降となり、19年シーズンは打者復帰を目指していくこととなる。開幕には間に合わない見込みだが、前日12日(同13日)にオースマス新監督が「5月ごろを考えている」と復帰時期のメドを明言。これに関して、大谷は「もっと早くいくつもりでもちろんいきますし、それが普通のこと。どっちもが(復帰を)早く早くっていうのは良くないですし、もうちょっともうちょっと(遅く)でも良くないと思うので、そのバランスは今のところ取れている」と、冷静に話した。

最後にはオースマス新監督の印象についても明かし、「かっこいいですし、本当に知的で。どういう野球をするのかは正直ここから見ていかないと分からないですけど、その野球に合うようなプレーが出来ればいいかなと。期待に応えられるように頑張りたい」と意気込みを語った。