ヤンキース、巨人などで活躍した松井秀喜氏(44)が20日(日本時間21日)、ニューヨーク州郊外で野球教室を開催した。近郊の少年少女約30人を対象に、約2時間半にわたって指導した。この日は悪天候のため、室内での開催となったものの、キャッチボールの心得から打撃の基本などを熱心にアドバイス。練習後は、質疑応答でコミュニケーションを図り、「野球はチームスポーツ。仲間と助け合う、尊重し合う、そういう部分を学んでほしいと思います」と話した。

また、今季限りで現役を引退したイチロー氏についてコメント。「まだ何となくイチローさんが引退したということが現実でないような感じですけど、いつまでもプレーされるんじゃないかなと思っていましたから」と率直な思いを口にした。

今季、ヤンキースの3Aでプレーしている加藤豪将内野手(24)は、これまでに2Aで直接指導。順調に力を付けているだけに、「器用な選手で何でもできる。内野はどこでも守れるし、打撃もミート力がある。あとは体力とか、メジャーリーグの日程とかに慣れてくれば、たくましさが増してくるんじゃないかと思います」と、あらためて大きな期待を寄せていた。