エンゼルスは16日(日本時間17日)、ジョー・マドン氏(65)が新監督に就任したことを発表した。

MLB公式サイトなど複数の米メディアによれば、契約期間は3年。ビリー・エプラーGMが球団を通じ、「我々はジョーがホームに帰ってきて、ファンに野球の楽しさをもたらしてくれることを期待している。ジョーが我々にとって素晴らしい存在となり、チームをワールドチャンピオンに導いてくれると信じている」とコメントした。

マドン氏は76年から選手やコーチとして30年間、エンゼルスに在籍。00年から05年の6年間は、18年シーズンまで監督を務めていたソーシア氏の下でベンチコーチを務めるなど長期間、コーチングの礎を築いた。

06年からはレイズの監督を務め、08年にチームを初のワールドシリーズ進出に導き、その年の最優秀監督に輝いた。15年から監督を務めたカブスでは、16年にチーム108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を達成。レイズ時代には岩村、カブスではダルビッシュら日本人選手にもなじみがある。

来季はエンゼルス大谷翔平投手(25)が二刀流復帰する予定で、今後はマドン新監督による大谷の起用法も注目される。チームは5年連続でプレーオフ進出を逃している。監督として通算1252勝1068敗(勝率5割4分)の成績を残す名将に再建を託した。