オリオールズのトレイ・マンシーニ外野手(27)が、12日に大腸がんの手術を受けていたことが分かった。球団側が発表したもので、復帰時期は来週に判明する見込みとなっている。

マンシーニは先週、内視鏡検査を受けた際に大腸の悪性腫瘍が発見され、7日にチームを離れていた。球団側は同選手が「競技とは無関係の医療措置」を受けると述べたのみで、詳細については明かしていなかった。

マンシーニは球団を通じて声明を発表。そのなかで「極めて厳しい日々だったけど、本当に多くの愛情とサポートが続々と寄せられ、気持ちがはるかに楽になった」とコメント。「僕のために祈ってくれた人や温かい言葉をくれた人全員に感謝している。おかげで、愛する野球への復帰に向けてますます意欲が高まっている」と、謝意を示した。

マンシーニは再建中のオリオールズで昨季活躍を披露した数少ない選手のひとりで、若手の多いクラブハウスのリーダー的存在。外野手、一塁手、指名打者として154試合出場で打率2割9分1厘を記録し、本塁打35本と97打点はいずれもチームトップ。出塁率はキャリア最高の3割6分4厘だった。(AP)