レイズはタイブレークとなった延長10回裏に、ケビン・キアマイアー中堅手が山口俊投手から右翼へ2点適時三塁打を放ち、チームを逆転サヨナラ勝ちに導いた。今季ようやく安打を記録したキアマイアーは安堵した様子を見せた。

レイズはこのシリーズを2勝1敗として勝ち越したが、キアマイアー自身はここまで不発だったこともあり、「個人的にはフラストレーションのたまるシリーズだった」とコメント。「それでも、何か良いことが起きつつあるという予感はしていた。ようやく、それを目にすることができて良かったよ」と肩の荷が下りたようだった。

筒香嘉智外野手はスタメンから外れたが、3点ビハインドの7回に代打で登場し1打点を挙げると、そのまま左翼の守備に就き、2点を追う9回には四球を選んで好機を広げ、同点につなげた。

山口は10回の1点を勝ち越した場面で登板したが、1安打2失点(自責1)、1四球で敗戦投手に。ほろ苦いメジャーデビューとなった。(AP)