今季中の投手復帰がなくなり、残るシーズンは打者専念となったエンゼルス大谷翔平投手(26)が5日(日本時間6日)、オンラインでの会見で現在の心境を語った。2日(日本時間3日)のアストロズ戦で1回2/3を投げ、5四球2失点。登板後、右腕の違和感でMRI検査を受け、屈筋回内筋の炎症と診断された。大谷の主な一問一答は以下の通り。

-今年、投げられないことになったことに関して

大谷 初戦投げた感じでもそこまで良くなかったですし、切り替えていきたいと思ってます。

-違和感を感じたのはいつだったのか

大谷 (復帰登板の)1戦目から100%だったわけではないですし、それが術後の感じなのかどうかっていうのも自分では分からないので、今回MRI撮りましたけど、それがいつからかっていうのは分かってはいないので。

-打撃練習での影響は

大谷 バッティングでは、ないかなと思います。

-2年連続で投手ができなくなったことに、フラストレーションはあるか

大谷 バッティングがあるので、そこで頑張りたいっていう気持ちもありますけど、自分の感覚的に今年、ビシビシビシビシ、何イニングも投げるっていう感じじゃなかったので、そんな感じかなと思います。

-個人的に二刀流を続けることはどれだけ大事か

大谷 野手をやれと言われたらやりますし、ピッチャーだけやれと言われたらやりますけど、どちらもできるのであれば、もちろんその可能性があればね、やりたいなと思ってます。

-トミー・ジョン手術をして、今回のケガを経験して、投手を諦めるという気持ちは少しでもあったか

大谷 去年の感じとも全然違いますし、長引くような感じではないと思うので、リハビリの過程での、そういう感じの炎症なのかなと思ってます。

-前回の登板で2イニング目に痛みは感じたのか

大谷 どうですかね、リハビリの段階で張りは感じるもんじゃないかなという感じなので。それが炎症なのかどうなのかっていうのは、MRI撮ってみないと分からないですし、最初から痛みゼロの状態で100マイルを投げられるわけはないと思っているので、当然と言えば当然なのかなとは思ってますけど。

-球速が落ちた最後の直球3球は違和感があったのか

大谷 張りはありましたね。ただ97(マイル)が出ている段階でも、そんなに腕が振れていない感じはあったので、97マイルでも90マイルぐらいでも感じ的にはあまり変わらなかったかなと思います。

-復帰の初戦から100%ではないと言っていたが、体の状態のことか

大谷 肘の状態というか、リハビリの段階が、完全に終了したという感じではないので。

-少なからず不安はあった

大谷 不安はもちろん、ありましたね。本来ならマイナーの方で何回か、5、6回投げて、どうなのかなという段階だと思いますし、当初はそういう予定だったので。コロナでなくなりましたけど、その分がメジャーのマウンドでっていう感じなのかなと思います。

-可能性として、復帰へ向けて再手術はない

大谷 ないとは言われてます。

-打者専念で、より一層チームに貢献したいという思いは

大谷 そうですね。残っているところで、残りの試合数もまだありますけど、頑張りたいなと思います。