エンゼルス大谷翔平投手(26)が、3戦ぶりの本塁打となる17号を放った。「2番DH」で先発出場。1回無死一塁の第1打席、カウント2-2からチェンジアップをバックスクリーン右に運ぶ、特大の17号2ランを放った。投手は左腕ブビッチ。

5日マリナーズ戦で菊池から打って以来の1発で、本塁打王争いは、現在18本でメジャートップのブルージェイズ・ウラジーミル・ゲレロ内野手に1本差に迫る2位タイとなった。

大谷は、前日7日の同戦では4打席で3四球。2試合連続で1試合3四球と警戒される中で持ち味の長打力を発揮した。11日(同12日)のダイヤモンドバックス戦では、中6日で先発マウンドに上がる予定だ。

▼大谷が今季17号。日本選手が前半戦(オールスター戦の前)に放った本塁打数では、過去最多の04年松井秀喜(ヤンキース=17本)に並んだ。04年松井秀は日本選手のシーズン最多31本をマークしているが、大谷の現時点での年間ペースは45本。

▼大谷が470フィート(約143メートル)のメジャー自己最長弾。今季440フィート(約134メートル)以上の特大弾は4本目で、両リーグでもタティス(パドレス)の5本に次ぎ2位タイ。MLB公式スタッツによると、左打者が左投手から放った本塁打では19年以降で3番目の飛距離。現システムのスタットキャストが導入された15年以降、これまでエンゼルスで470フィート以上の特大弾を放ったのはトラウトだけだった。トラウトは最長486フィートを含む4発記録。