エンゼルス大谷翔平投手(26)が「2番投手」で出場し、投手では6回を6安打1失点、2四球9奪三振と力投した。勝敗こそ付かなかったものの、今季の防御率は11試合で2・58となった。

一方の打席では、今季ここまで8勝を挙げているジャイアンツの先発右腕ケビン・ガウスマン(30)を相手に3打数無安打。自身の武器でもあるスプリットで2度の空振り三振を喫した。ガウスマンは試合後の会見で大谷について「素晴らしい打者だから、自分のベストの投球を出そうと心掛けた。投手有利なカウントに持っていくことができ、良いボールも投げることができた」と振り返り「彼は違う生物。ダイナミックで非常に魅力的な選手だし、とてもワクワクしたよ」と話した。

かつて巨人でプレーしたジャイアンツのケプラー監督は「2人の投げ合いは見ていてとても面白かった。どちらもフォーシームとスプリットの組み合わせを使うが、大谷はそれにスライダー、ガウスマンはチェンジアップを混ぜる。どちらも良いピッチングをしたと思う」とたたえた。

◆11試合すべて5奪三振以上 大谷はこの日の9Kで今季通算82奪三振。シーズン最初の先発からすべて5K以上は、エンゼルスでは1978年ノーラン・ライアン以来、43年ぶり。