メッツは2日、先ごろブルージェイズから戦力外となった救援左腕ブラッド・ハンド投手(31)をウェーバーで獲得した。MLB公式サイトが伝えている。

ポストシーズン進出を狙うメッツは現在、ナ・リーグ東地区で2位フィリーズに3ゲーム差の3位。ハンドは今月1日の時点でメッツの選手として登録されていなかったため、ポストシーズンで投げる資格がない。それでも、レギュラーシーズン終盤戦でチームに貢献し、ポストシーズン進出をかなえる力になることは可能だ。

ルイス・ロハス監督は「彼は非常に影響力のある投手。われわれとの対戦では大変素晴らしかったし、様々なチームでクローザーも務めてきた。これでチーム力が向上すると思う。フロントは素晴らしい投手を獲得してくれた。チームやメッツファミリーに対し『われわれは向上を目指して懸命に努力している』というメッセージを送ってくれた」と述べた。

メジャー10シーズンをマーリンズ、パドレス、インディアンスで過ごし、オールスターに3度選ばれているハンドは、今年1月にナショナルズと契約。41試合の登板で5勝5敗、21セーブ、防御率3・59とし、7月末にトレードでブルージェイズに移ったが、11試合の登板で0勝2敗、防御率7・27と苦戦し、8月31日に戦力外となっていた。