右腕の痛みで前回登板を回避したエンゼルス大谷翔平投手(27)が「2番投手」で出場し、8回5安打2失点、10奪三振4四死球と好投するも勝敗は付かず、10勝目はならなかった。

今季9勝2敗のままで、1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」は次回以降に持ち越しとなった。打席では2打数無安打、2四球1三振で本塁打は8試合連続で出ず、本塁打争いはゲレロ(ブルージェイズ)と2本差の3位のまま。

8回を投げたのは8月18日のタイガース戦に並び自己最長タイで、108球は9月3日のレンジャーズ戦の117球に次ぎ今季2番目に多かった。108球中スプリットは55球で、1試合に投げた数では18年4月24日のアストロズ戦の34球を上回り自己最多。割合でも、同年4月8日のアスレチックス戦の36・3%(91球中33球)を大きく上回る50・9%だった。この日は10三振中9個をスプリットで奪っている。なお、メジャー全体でも1試合に投げたスプリットの数では08年以降で4番目に多い(08年に正確な投球の計測開始)。1位は15年サイモン(タイガース)が記録した74球だった。