「2番投手」のリアル二刀流で出場したエンゼルス大谷翔平投手(27)は、7回1失点で降板した。勝利投手の権利を持っていた1点リードの7回1死、ケレニックに同点弾を浴びた。あと1勝に迫っていたベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」はならなかった。

大谷は1回、先頭打者の出塁を許したが無失点で乗り切ると、2、3、4回は3者凡退。3回には今季150奪三振にも到達し、快調にアウト重ねたが、白星には届かなかった。7回裏の攻撃では9番のフレッチャーが倒れて攻撃終了となると、打席準備に入っていた大谷は、持っていたバットをたたきつけて悔しがった。

試合後、当時の気持ちを問われると「やっぱり7回を0に抑えたかった。今日は若干球数(112球)も多かったので、そこも抑えて、全体的に考えたら8回無失点もできる内容ではあったかなとは思うので、勝てなかったのもそうですし、ゲームとして最後追いつかれるというのも、自分の責任かなと思います」と話した。