ドジャースは、優勝決定シリーズ第6戦の先発とされてきたマックス・シャーザー投手の登板を回避し、19日の第3戦で先発したウォーカー・ビューラー投手を第7戦の予定から前倒しで先発させることになった。MLB公式ウェブサイトがその背景を報じた。

ビューラーの状態についてデーブ・ロバーツ監督は「非常にいい。本人も調子の良さを感じている。調子の良さを数字で表すことはできないが、体力的にも精神的にも非常に良い」と述べた。

シャーザーは10月14日に行われたナ・リーグ地区シリーズの第5戦で救援登板に立ち、その後中2日で17日の優勝決定シリーズ第2戦に登板。5回途中4安打7三振、2失点でマウンドを降り、勝敗はつかなかったが、「腕がしびれていた」ことを認めていた。

その後シャーザーは第6戦の先発に向けて調整を行っていたが、腕の張りが完全になくなることはなかった。22日の練習時にシャーザーとビューラーがキャッチボールを行っていた際、投手コーチを含めて2人の登板日を入れ替えたほうがベストという判断に至ったという。

第7戦が行われる場合、シャーザーが先発するかどうかは不明だが、リリーフ登板も含め、何らかの形で投げる可能性はあると見込まれており、ロバーツ監督もその可能性を認めた。