エンゼルス大谷翔平投手(27)が26日(日本時間27日)、米大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーから特別表彰を受けた。メジャー4年目、二刀流で完走した歴史的なシーズンをたたえられ、「Commissioner's Historic Achievement Award(コミッショナー・ヒストリック・アチーブメント・アワード)」を受賞した。

同賞は98年に作られ、過去にはカル・リプケン・、マーク・マグワイア、サミー・ソーサらが受賞。大谷の受賞で16度目となった。日本人では04年に262安打でシーズン最多安打記録を塗り替えたイチロー(受賞は05年)以来、2人目。アストロズの本拠地で始まるワールドシリーズ初戦の試合前、記者会見に臨んだ大谷は心境を語った。

-受賞を受けて

本日はお集まりいただきありがとうございます。このような特別な賞をいただけて、すごく光栄に思ってますし、今シーズン野球をして、応援してくださったファンの皆さん、そしてMLB機構の皆さん、エンゼルスの関係者の皆さん、全ての人に感謝しています。ありがとうございます。

-受賞を聞いた時の率直な感想は

毎年ある賞でもないですし、本当に光栄なことだと思うので、自分でいいのかなという思いも、もちろんありますけど、本当にうれしく思ってます。

-シーズンの疲れなど、今どんな感じか

少し休みましたけど、そんなに疲れもなかったですし、2週間くらい動いてなかったですけど、早く動きたいなという感じではいたので、そのくらい、元気でした。

-メジャーで初めて二刀流で完走。この経験を来季以降、どう生かしていく

どの感じで1シーズン過ごしていけばいいのかなっていうのが、やっとケガなく過ごせたことで分かると思うので、そこが一番、今年の収穫かなと思います。

-来年以降も、同じような活躍、同じように試合に出られるという自信は

今のところ不安なところはないので、今のところは自信は持ってますし、一番はやっぱり、出続けることで上がってくるものがあると思う。どのくらいの成績が残せるかというのは、どのくらい出られるかっていうところではあるかなと。今のところは自信は持ってます。

-二刀流を目指したいと思っている野球少年、子供たちに何かアドバイスは

今年、リトルリーグの場所でもやらせてもらいましたけど、本当にみんな野球好きそうでしたし、その気持ちさえあれば、何でも出来ると思うので。僕も忘れずに、これからも忘れずに、そういう気持ちを持ってやりたいなと思ってます。