MLB公式サイトは5日(日本時間6日)、広島鈴木誠也外野手(27)が今オフにポスティングシステムでメジャー移籍を目指すと伝えた。事情通の話として、日本シリーズ終了後に広島がポスティングをする見通しだとした。

同サイトは、鈴木がブレーブスの若きスター外野手のロナルド・アクーニャ(23)に匹敵すると紹介。アクーニャは18年新人王、19年に自己最多41本塁打と37盗塁で盗塁王に輝き、パワーとスピードを兼ね備えた万能選手としてMLBの顔の1人となっている。

記事では、鈴木誠がポスティングで今オフのFA市場に加わった場合、右打ち外野手のトップランクに名を連ねると予想。16年MVPのクリス・ブライアント外野手(30=ジャイアンツFA)、今季27本塁打と47盗塁をマークしたスターリング・マルテ外野手(33=アスレチックスFA)、今ポストシーズンで1試合3本塁打を放ったクリス・テーラー外野手(31=ドジャースFA)らに肩を並べると紹介した。

獲得に動くと予想される球団には、メッツとレンジャーズを挙げた。メッツはコンフォート外野手がFAとなり、レンジャーズは日本でのスカウティングの実績があり「スズキのパワーは、テキサスにとって歓迎すべき点だ」としている。今オフのポスティングの期限は通常通り12月5日。公示後、メジャー30球団と30日間、交渉が可能となる。