ダイエーで外野手として活躍したメルビン・ニエベス(50)が2月27日に故郷プエルトリコのキリスト教会に立てこもり礼拝に集まっていた人々を人質にするなどして逮捕された。現地のメディアが1日までに伝えた。

報道によるとニエベスは教会に押し入って人々を殺すと脅し、教会の門などを破壊。他人への脅迫や拘束、器物破壊などの容疑で、駆けつけた警官によって逮捕された。保釈金30万ドル(約3300万円)を支払わなかったため収監中だという。

ニエベスは92年にブレーブスでメジャーデビューし、98年まで4球団でプレー。99年にメジャー通算63本塁打の実績を引っ提げてダイエー(現ソフトバンク)に入団し、その年にダイエーの初優勝に貢献した。日本では2年間で175試合に出場し、打率2割3分7厘、32本塁打、81打点をマーク。ダイエー退団後はメキシカンリーグでプレーし現役を引退した。現地の報道によると、16年にはストーカー容疑をかけられ逮捕されたこともあるという。