エンゼルス大谷翔平投手(27)が、メジャー5年目で初の開幕投手を務めることが25日(日本時間26日)、決定した。マドン監督は「ショウヘイ・オオタニが開幕戦に登板する。ちょうど彼とも話をして、非常に楽しみにしているようだった」と明言した。日本人選手では野茂英雄(タイガース、ドジャース)、松坂大輔(レッドソックス)、黒田博樹(ドジャース)、田中将大(ヤンキース)、ダルビッシュ有(レンジャーズ、パドレス)、前田健太(ツインズ)に続く7人目の大役となる。

開幕戦は本拠地エンゼルスタジアムで4月7日(同8日午前10時38分開始予定)、昨季ア・リーグ西地区覇者のアストロズと対戦する。

同日は、昨季同様に指名打者(DH)を解除し、自らも打席に立つ「リアル二刀流」での出場が予想される。今季から、降板後もDHで出場を続けることが可能な新ルールも導入される見込み。通称「大谷翔平ルール」とも呼ばれており、その恩恵を受ける適用第1号となりそうだ。

今年のキャンプは約1カ月遅れでスタート。開幕まで期間が短いが、大谷は投打で順調に調整を続けている。21日は今季オープン戦初登板で2回1/3を3安打1失点、5奪三振の結果を残した。50球を投げ、「楽しく投げられたので、不安なく行けるということがまず、1つ良かったところ」と好感触を口にしていた。

次回のオープン戦登板は中4日で26日(同27日)ホワイトソックス戦を予定しており、その後は中5日で4月1日(同2日)のレッズ戦、再び中5日で開幕戦に臨むこととなりそうだ。