エンゼルス大谷翔平投手(27)が「3番投手兼DH」で出場し、打者では5打数無安打、投手では6回6安打2失点で勝敗はつかなかった。

投手では今季最速の100・8マイル(約162・2キロ)を2度マークし、カーブやスライダーを交えて7奪三振を奪ったが、6番の天敵ハイムには2打数2安打2打点と完敗した。満塁弾を浴びた前回の対戦も含め、ハイムとの対戦成績は5打数5安打7打点。今季12失点のうち、7失点を許している。

チームは延長戦の末に逆転サヨナラ負けを喫し、カード3連戦で3連敗を喫した。大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。

-直球の平均球速が過去最速だった

特に何かを変えてたわけではないんですけど、強度に慣れてきたっていうのがあるかなと思います。

-ハイムとの相性が悪い

そうですね。いいバッターだと思いますし、ただ、いいところというか、投げるべき球を投げていると思うので、うーん、どっちに転んでも正直、いいゲームだったかなとは思います。

-今日のパフォーマンスについては

メカニック(投球動作)的に思うようにいかない部分があるので、それが試合の中で、いい方向に転んでないところかなとは思いますし、今日に関してはちょっとツキもなかったかなと思います。

-体調的にはどうだった

先発の日は大体、今のままだと連戦の最終日なので、必ずフレッシュな状態で、というわけにはいかないですけど、それでもここの3連戦は全部ナイターゲームなので、前回よりは十分に睡眠もとれて、いい状態で入れたかなと思います。

-そういうところが100マイル(約161キロ)超えを8度、計測したことに関連があるのか

というよりも、変化球もコマンド(制球)も含めて、そんなに、いけるなっていう雰囲気ではなかったので、逆に言えば球速で押していくスタイル、しかなかったかなという感じかなと思います。

-ハイムとの対戦、意識するところはあったか

前回打たれたのでね、投げるところ、気をつけるところ、あると思うんですけど、全体的に見たときに(3番の)シーガー選手だったりとか、今日も出塁を許しましたけど、そういうところでリズムを作っていくスタイルなのかなと思うので、今日も1個、2個、出塁させましたし、そういうところを抑えられれば、違うかなと思いますね。

-速めのカーブは使い分けをしているか

使い分けてますね。カーブは比較的、良かったんじゃないかなと思うので、使っていけるかなと思いますね。

-スプリットが少なかったのは、メカニック(投球動作)の問題だったのか、ゲームプランなのか

どっちもありますね。投げない方がよさそうだなという、逆にそんなにリスクを負わなくていいのかなと思うので、十分、真っすぐとスライダーと、カーブでいけるんじゃないかなという、感じはありましたね。

-カード3連戦で3連敗

前にも言った通り、必ずこういう時ってくると思うので、休みを挟んで、その次からどうするかがやっぱり大事かなと思いますし、いつまでも負けたことを引きずってもしょうがないので、切り替えて頑張りたいなと思います。