ヤンキースが、不振に陥っているジョーイ・ギャロ外野手(28)をドジャースに、今季21試合に先発したジョーダン・モンゴメリー投手(29)をカージナルスに放出した。2日(日本時間3日)、球団公式サイトなど複数の米メディアが報じた。見返りとしてドジャースからはマイナー投手、カージナルスからは昨季ゴールドグラブに輝いたハリソン・ベイダー外野手(28)を獲得する。

左の大砲のギャロは昨年のトレード期限にレンジャーズから移籍。左打者に有利なヤンキースタジアムでの本塁打量産を期待されたが、今季は82試合で打率.159、12本塁打、24打点、OPS.621と大苦戦。17、18年には40本を上回っており、新天地での復活が期待されている。ドジャースからの交換要員はマイナー2Aに所属する右腕クレイトン・ビーター投手(23)で、球団内プロスペクトランキングでは15位だった。

カージナルスに移るモンゴメリーは生え抜き左腕で、今季は21試合で3勝3敗、防御率3.69。ヤンキースは前日にアスレチックスから先発右腕モンタスを獲得したため、先発ローテから押し出されてトレードに出される形となった。カージナルスからの交換要員のベイダーは昨季ゴールドグラブ賞を獲得した名手で、打撃でも16本塁打をマークした。今季は72試合で打率.256、5本塁打、21打点、OPS.673。現在は右足の筋膜炎のため負傷者リストに入っているが、今季中には復帰できる予定だ。