ベネズエラ野球連盟は17日、アストロズのオマー・ロペス一塁コーチ(45)が来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のベネズエラ代表監督に就任したと発表した。ロペス代表監督は99年からアストロズのフロントや育成部門に所属し、マイナーで監督を務めた他、ベネズエラのウインターリーグで監督として実績がある。

この日のホワイトソックス戦前に取材に応じたロペス代表監督は「ベネズエラを代表することは夢だった。大きなチャレンジにもなるので、気持ちが高ぶっている」と明かし「我々の組織には優秀な人材がそろっている。これから一丸となって、勝てるチームを作りたい」と話した。同代表チームの編成、統括をするメンバーには、元DeNAで監督も務めたアレックス・ラミレス氏(47)も名を連ねているという。

同代表監督は「コーチ陣や選手の選定はこれから」と話したが、早くも代表入りに名乗りを上げた選手も出てきた。17年WBCにベネズエラ代表で出場し同年のMLBシーズンでMVPに輝いたアストロズのホセ・アルテューベ内野手(32)だ。「出たい。ロペス・コーチは自分がプロ入りしたときの最初のマイナー監督なので、余計に出たい思いが強い」と意欲的。同国出身でチームメートの先発右腕ルイス・ガルシア投手(25)も「選ばれるか分からないけれど、ぜひ出たい」と話している。