米暗号資産取引の大手FTXが11日(日本時間12日)、米連邦破産法の適用を申請し、アンバサダー契約を結ぶエンゼルス大谷翔平投手(28)ら大物アスリートにも影響が及ぶと複数の米メディアが報じている。

FOXビジネス電子版によると、FTXはMLBやプロスポーツチームとオフィシャルスポンサー契約を結び、大谷の他、プロテニスの大坂なおみ、NFLのトム・ブレイディ(バッカニアーズQB)、NBAのステフィン・カリー(ウォリアーズ)ら大物アスリートとアンバサダー契約。これらアスリートは同時に、同社の取引所で資産を保有するなどのかかわりを持っているという。

同社は昨年、大谷と長期契約を結び、その際に「素晴らしいアスリートとともに活動することを大変光栄に思っている。ショウヘイが特に関心を示しているチャリティー活動も進めていきたい」と発表していた。

ニューヨーク・タイムズ電子版は「FTXと契約しているチームや組織は、訴訟で損失を取り戻そうとするかもしれない。代わりのスポンサー探しもするだろう」とし「スポーツ各界は今後、スポンサー企業の安定性に関して慎重になるのではないか」としている。