米野球殿堂は24日(日本時間25日)、全米野球記者協会が選んだ今年の野球殿堂入り選手を発表し、フィリーズやカージナルスなどで堅守の三塁手として活躍したスコット・ローレン氏(47)が選出された。資格取得6年目で、389票のうち必要得票率75%を上回る76・3%の297票を集めた。「自分が殿堂入り選手になるなんて考えたこともなかった。一日中、胸がいっぱいだ。でも現実なんだ」と喜んだ。

96年にフィリーズでデビューし、野茂英雄からプロ初本塁打を放った。02年途中にカージナルスに移籍。06年に田口壮とワールドシリーズ優勝を果たした。17年間で通算2077安打、打率2割8分1厘、316本塁打、1287打点。97年に新人王に輝き、球宴に7回、ゴールドグラブ賞に8回選出された。