エンゼルス大谷翔平投手(28)は4打数無安打で、見せ場がなかった。

26日(日本時間27日)のマーリンズ戦に「3番DH」で出場。左腕ルサルドに対して1回1死一塁の第1打席、2ボールから真ん中の直球を打ち損じ、二ゴロに倒れた。珍しくスピードを緩めた走りで、併殺打となった。その後は2打席連続で空振り三振。7回1死二塁の第4打席は、初球スライダーを打ち上げ、左飛で凡退した。

試合前には今春3月に開催されたWBCの活躍を表彰され、記念のトロフィーを受け取った。大会ベストナインに相当する「オールWBCチーム」に投手と指名打者の2部門で選出。同僚では米国代表の主将トラウト、メキシコ代表の左腕サンドバルも選ばれており、3選手で記念撮影を行い、球場のファンから拍手で祝福された。

試合では快音は響かず、チームも2得点で連勝が4で止まった。9回の守備中には、大谷がベンチ内でボールボーイのパルドさんにビンタを要求したのか、頬を軽くたたかれ、目を覚ますような場面もあった。27日(同28日)には、今季11度目のマウンドに上がる。気合注入が功を奏すか、注目される。(アナハイム=斎藤庸裕)

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