MLB公式サイトは30日、MLBパイプラインのスタッフ投票による月間新人パワーランキングを発表。レッドソックス吉田正尚外野手が前回から1ランクアップの5位に浮上した。メッツの千賀滉大投手は8位タイとなっている。

同ランキングはシーズン終了後に新人王を獲得する可能性が高い選手を投票で選出するもの。同サイトは、現段階での新人王予想ではないとし、これまでの実績も重要視しつつ、今季全体における期待値とのバランスを考慮してランク付けしていると強調している。

記事では、前回投票では6位だった吉田について「安定感があり、効果的に貢献している選手がここにもいる。コンスタントに安打を放ち、パワーも程良く、ストライクゾーンを徹底的に見極めている。指名打者としての出場が多く、外野の守備に特別優れているというわけではないため、若干厳しい部分もあるかもしれないが、このまま打ち続ける限り、シーズン終了時には何かの賞を手にしている可能性がある」と高く評価した。

千賀は前回から1ランク下げて8位タイに。マーリンズの投手として史上最年少でのデビューを果たした右腕ユーリー・ぺレス投手が、前回の選外から8位へジャンプアップしたことで、両者が並ぶことになった。記事では千賀について「多少の波はあるものの、全体として見れば効果的。5月17日のレイズ戦では12奪三振と見事な投球だったが、その前後の先発は不安定なものだった」とコメント。四球率は高いものの「ポストシーズンを争うメンバーとしてローテーションの座は確保している」と評価した。