今オフにフリーエージェントとなる選手に対して元の所属球団が提示するクオリファイングオファー(QO)の年俸額が、史上最高の約2050万ドル(約29億7000万円)となる見込みだと米紙ニューヨーク・ポストが報じた。
同紙は正確な金額はレギュラーシーズン終了から10日以内にMLBと選手会が合意する必要があると断りつつ、今季の年俸額上位125人の平均で算出されるQOの仕組み上、2050万ドルに非常に近い額になるだろうとしている。
昨季のQOの年俸は1965万ドルで、提示された14人のうちジョク・ピダーソン外野手(ジャイアンツ)とマーティン・ペレス投手(レンジャーズ)の2人が受諾して残留。これまで提示された124選手のうち受け入れたのは13人にとどまっているが、近年は1人ないし2人程度は受け入れる選手が出てきており、最後に受け入れゼロだったのは2017年だった。
今オフには大谷翔平選手(エンゼルス)がFAとなり、QOを提示される可能性がある。1年契約のQOを拒否した選手が移籍した場合、旧所属球団は移籍先球団から翌年のドラフト指名権を補償として受け取れる。