【メサ(米アリゾナ州)19日(日本時間20日)=四竈衛】カブス鈴木誠也外野手(29)が、同地の練習施設でメジャー3年目のキャンプ初日を迎えた。屋外でのフリー打撃では30スイングで5本の柵越え。投手相手のフリー打撃では3打席に立ち、間近に迫る実戦への準備も前進した。

5日(同6日)に同地入りしてはや2週間。鈴木にとって3年目のキャンプインは、特別な日ではなくなった。「すごくいい状態で動けてます。順調にやれていると思います」。1年目は契約が遅れ、キャンプは途中合流。昨季はWBCへ向けて張り切りすぎたことで故障離脱し、開幕にも間に合わなかった。「逆に良すぎて怖いくらいなので、少し抑え気味に、行き過ぎないようにと思って過ごしています」。ほぼ万全の状態で迎える3年目のスタンスは自然体。「マン振りしてもあまりいいことはない。マン振りしない中で、どれだけの出力を出せるか」と、無用な力みもない。

昨季は、前半戦こそ苦しんだものの、8月以降に調子を上げ、最終的に打率2割8分5厘、20本塁打と力強くフィニッシュ。自力で定位置を盤石に固めた。今季は同じセ・リーグでしのぎを削った今永が加入。投手とは別メニューのため、グラウンド上での接点はめったにないものの、新たに刺激を受ける存在が加わった。「心強いです。会話はロッカーだけで、あまり話す機会はないですけど、いてもらえるだけで全然気持ち的には違う。切磋琢磨(せっさたくま)していきたいと思います」と、精神的にもゆとりが生まれた。

4日後の23日(同24日)には早くもオープン戦がスタート。「体は全然行ける状態。打席数もしっかり立って開幕へ向けて頑張っていきたいと思います」。すっかり日焼けした鈴木の顔に、3年目への確かな手応えと充実感がのぞいた。