【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)3日(日本時間4日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(29)が怪物と対峙(たいじ)する。4日(同5日)からのパイレーツ3連戦で自身初めて敵地PNCパークに登場。5日(同6日)の第2戦では23年ドラフト全体1位のポール・スキーンズ投手(22)と初対決する。5月に早くもデビューを飾り、最速101・9マイル(約164キロ)を誇り全米を席巻中。世界NO・1プレーヤーのバットで剛速球を打ち砕く。
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大谷の18・44メートルの視線の先には、口ひげがトレードマークの若き剛腕がいる。パイレーツとの第2戦でスキーンズとの初対戦が待ち受ける。
身長198センチ、体重106キロの恵まれた体格から先発としては現役最速101・9マイル(約164キロ)の快速球を投げ込む右腕で、過去4戦で2勝、防御率2・45。平均でも約160キロの速球と、150キロ台の超高速スプリットとのコンビネーションで三振の山を築く。22イニングで30奪三振と奪三振率は12・27。規定投球回に達していないが、両リーグトップ相当の数値だ。
5月11日のデビュー戦で初対戦したカブス鈴木も「あんなに速い球を見たのは久しぶり」と口にするほどだった。注目の剛腕と左太もも裏の打撲から順調に回復している大谷との真っ向勝負が、全米中のファンから注目を集めることは間違いない。
大谷にとってはPNCパークは初めて足を踏み入れる球場となる。中堅奥から右翼後方にアレゲニー川が流れ、ナイター時にライトアップされる金色の「ロベルト・クレメンテ・ブリッジ」が見渡せる同球場は、メジャーでも「最も景観の美しい球場」とも言われる。エンゼルスに在籍した過去6年間は同地への遠征がなく、本塁打が出れば自らが持つ日本人最多となる27球場目のアーチとなる。ナ・リーグへ移籍した今季、リグリーフィールド(カブス)、ナショナルズパーク(ナショナルズ)、オラクルパーク(ジャイアンツ)、シティフィールド(メッツ)などで初アーチを放っており、初見参の同地でも剛球新人相手に、「絵になる」豪打が期待できそうだ。
◆ポール・スキーンズ 2002年5月29日、カリフォルニア州フラートン生まれ。ルイジアナ州立大から23年ドラフト全体1位で、契約金920万ドル(約14億3000万円)でパイレーツに入団。今年5月11日のカブス戦でメジャーデビュー。高校時代は投手と一塁手、三塁手、捕手もこなし、卒業後は一時、空軍学校でプレーし、そこで大学野球界で最も優れた投打の二刀流選手に贈られる「ジョン・オルルド賞」を受賞。198センチ、106キロ。右投げ右打ち。
◆大谷VS99マイル以上 スキーンズの平均球速は99・3マイル(約159・8キロ)。大谷は18年から今季まで99マイル(約159・3キロ)以上の速球系(フォーシーム、ツーシーム、カットボール)を132球投じられた。そのうち打席結果につながった勝負球は31球ある。
単打=6(19%)
二塁打=1(3%)
三塁打、本塁打=0(0%)
ゴロアウト=7(23%)
フライアウト=2(6%)
見逃し三振=1(3%)
空振り三振=9(29%)
四球=5(16%)



