パドレスのダルビッシュ有投手(38)が約3カ月ぶりにメジャーのマウンドに帰ってきた。故障や家族の事情で長期離脱していたが、4日(日本時間5日)、本拠地でのタイガース戦に先発。5月29日以来、約3カ月ぶりに復帰し、3回途中4安打3失点4奪三振で勝敗はつかなかった。
地元ファン総立ちの拍手を背に向かった復帰戦。1回、ソロ本塁打で先制された。2回、3回にも四球絡みで失点し、63球で松井の救援を仰いだ。「打者が打席に立ち、自分がマウンドにいるという景色に違和感はなかったが、ピッチクロックや盗塁に気を付けて投げたりと、アジャストしなければいけないことがたくさんあると思った」。反省が残った一方、速球は常時95マイル(約153キロ)前後を計測。ブランクがあっても、マウンドでの存在感は別格だった。
4度目の開幕投手を務めた今季は、徐々に調子を上げ、5月19日、日米通算200勝を達成した。その一方で、5月末に左股関節痛で負傷者リスト(IL)入りした後、家族の事情で7月上旬に制限リスト入り。チームから離れるため、自らの意思もあり、報酬を受け取らない形で独自トレーニングを続けた。その後、8月23日にチームに再合流し、実戦調整へ移行した。
パ軍は最大5点差をはね返し、延長10回、主砲タティスの適時打でサヨナラ勝ち。地区首位ドジャースに「4・5差」、ワイルドカード争いでトップを維持した。「体自体は元気だった」。見据えるのは9月だけでなく、シビれる10月。ダルビッシュの復帰で、優勝争いがより激化するのは間違いない。



