メジャーリーグ史上最多を更新する9万1032人の観客が集まった。
レッズ-ブレーブスが行われたのはテネシー州にある自動車レースのナスカーが行われる「ブリストルモータースピードウエー」。サーキットの内側に芝生を敷き、観客はコースの外にある席から双眼鏡を持ちながら観戦した。
2日に始まった試合は、わずか1回裏1死で雨天サスペンデッドとなった。翌3日に再開。ブ軍は先発したコックスから交代し、ハーストン・ウォルドレップが急きょ3Aから昇格して登板。ジョージア州から約400キロを車で移動して駆けつけ、5回2/3を1失点でメジャー初勝利を挙げた。
球団公式サイトで「4時45分に起きて、5時過ぎに車に乗り、ガールフレンドと一緒にここへ向かった。着いたのは9時45分くらいだったかな。ずっとバタバタしていた。何がどう起きたのかゆっくり考える暇もなかった。信じられないような1日でした」と振り返った。
両軍を通じて初本塁打は2回のエリ・ホワイト外野手(31)だった。5号3ランは、サーキットを越えて、左翼席へ125メートルのアーチ。周回コースには「ホームラン」と書かれた旗を窓から出した「ホームランペースカー」の車が走った。ホワイトは7回にも左中間へ本塁打を放ち、今度は車のコースにボールが飛び込んだ。試合後は車のレースのように、チェッカーフラッグが振られる中で、大きなトロフィーを受け取った。「とてもすごい経験をしている。勝てたし、興奮しているよ」と話した。
スピードウエークラシックは1年前に発表され、ロブ・マンフレッド・コミッショナーの「MLBを普段野球が行われない場所にも広げていく」という方針の一環で行われた。観客9万1032人は、1954年9月12日にクリーブランドスタジアムで行われた「インディアンス-ヤンキース」の有料観客8万4587人を超え、米大リーグ史上最多となった。ブリストルで自動車レースの開催時は、約14万6000人が収容できる。



