エンゼルスのタイラー・スカッグス投手の死は球団に責任があると遺族が訴えている裁判で21日(日本時間22日)、同僚だったマイク・トラウト外野手(34)がカリフォルニア州の裁判所に出廷し証言した。ESPN電子版など複数のメディアが伝えた。

スカッグスさんは2019年7月、遠征先のテキサスのホテルで薬物の過剰摂取が原因で死亡。遺族は、スガッグスさんの死は球団に責任があるとして、1億1800万ドル(約177億円)の賠償を求めている。事件では、球団で当時広報担当だったエリク・ケイ受刑者がスカッグスさんに薬物を渡していた罪で禁錮22年の刑に服している。

ケイ受刑者の犯罪を球団内部の人々が知っていたかどうかが争点となる中、トラウトは法廷で「スカッグスはとても面白く、楽しい仲間だった。彼は酒を飲むが、大麻以外の薬物を使用しているのを見たことはなかったし、その気配もなかった」と証言。同じ年のドラフトで入団しマイナーから一緒にプレーしてきたスカッグスさんとは兄弟のように親しい間柄で、最後に会ったのは、亡くなった夜のホテルのエレベーターだったという。

一方、ケイ受刑者に関しては薬物か何かを使っていたことに気づいていたと証言。当時、仕事熱心で選手の雑用もこなしていたため、選手からチップをもらっていたとし「あるときクラブハウス職員が、ケイにお金を渡したら良くないことに使うから、渡さないようにと選手に言ってきた。何か使っていると思ったが、それが何かは分からなかった」とし「ケイに直接、怒ったことがある。2人の息子が家で待っているんだろう。間違ったことをするなと言った」と明かした。

トラウトはエンゼルスの選手で最初に証言台に立ち、尋問は約2時間に及んだ。