巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さん(51)が、指導者としてのセカンドキャリアに言及した。星稜高校の後輩で、サッカー日本代表としてW杯に3大会連続で出場した本田圭佑(39)と初対談。9日に動画がヒトトヒトホールディングスのサイトで公開された。

松井さんはヤンキースのGM付き特別アドバイザーではあるが、現役引退後、コーチや監督などには就いていない。「野球選手の場合に、セカンドキャリアで真っ先に浮かび上がるのはやっぱり指導者ですよね」。本田に「なれそうですけどね」と水を向けられると、「自分が望めばなれるかもしれないですね」と返答した。

「じゃあ本当に自分が指導者をやりたいのか。そこに自分の全てを懸けてできるのかというところを、まず一番大事な部分なんで。もちろん素晴らしいことだと思いますけど、指導者というのはね。ただその責任を負うことと、そこへの情熱とね。そこは慎重に見極めていかなくちゃいけない部分で」と自らの心に問いかけた。

さらに本田が「監督とか指導者をやらない限りは大観衆の前に行けることもなかなかないじゃないですか。そこに対して物足りないとか、出たいなとかはないという感じですか」と畳みかけると、「いい質問ですよね」として踏み込んだ回答をした。

松井さんは「やっぱり歓声というのは何事にも変えられない快感で。やっぱり自分がホームラン打ってね、歓声を浴びながらベースを回ってくる快感ていうのは忘れられないし、その恋しさっていうのは正直あります」と断言した。

本田は「サッカー選手の場合、点取ったら、すぐに関係ない選手まで近くに寄ってきますけど、松井さんの場合ホームラン打ったらホームにかえってくるまでは1人ですからね。僕の時とか、点取ったら長友とかがすぐに寄ってくるんで。『ちょっとの間、離れとけ』って言ったら良かったですね」と、うらやましそうに話した。

さらに「今日お会いして話して、松井さんは多分、やる時には僕らも分からないタイミングでやるって決めて監督やるってことになるんだろうなあという気がする。全部の可能性があるような気がしました」と感想を口にした。

松井さんは「常に自分の中では、いろんなことを自問自答し、逡巡しながら日々過ごしてますよ」と真顔で答えた。現状では、現役時代ほど情熱を傾けているものはないとした。

対談動画は、松井氏がアンバサダーを務めるヒトトヒトホールディングスのサイト内で視聴できる。

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